スタッフブログ

これさえあれば、何もいらない。


お久しぶりです。1ヶ月ぶりの投稿です。SCD所属の新宅です。7月から「プラットフォームビジネスユニット エンジニア」となり、名刺も3ヶ月で新しいものになりました。
元気に過ごしておりますが、青森でも30度を超える日が多く、厳しい暑さが続いています。クールビズでノーネクタイで居るとは言え、外に居ると汗だくで大変です。

さて、今回は新しいSurface Proのお話です。ちなみに、「これさえあれば、何もいらない。」というのはSurfaceの公式キャッチコピーです。Surface ProはWindows 10に最も最適化されたハードウェアだと言っても過言ではない…ということで、Surfaceのお話でもあり、一応Windows 10のお話でもあるということにしておきましょう。(前々回で「次はWindows 10のお話」と言っておきながら前回若干違うネタを投稿したのもあり、今回こそは。)

前のノートPCが5年経っていたのでそろそろということもあり、Core i7・メモリ 8GB版のNew Surface Proを個人的に購入しました。数多くあるPCからSurfaceを選んだのは、以前からきれいな画面で欲しいと思っていたことと、弊社がMS製品を売る立場でMS製品を使わないのはどうなのかと思ったこと、Windows 10のためのデバイスであるということ、簡単に場所を移動でき、そこそこパワフルなプロセッサを積んでいるものを探していた、…などの複合的な理由からです。

New Surface Proの見た目について

Pro 4と見た目はほとんど変わりません。ぱっと見ただけではPro 4とNew Proを見分けることは不可能でしょう。

キーボード付きカバーと本体合わせて1.1kgくらい、電源を入れても1.5kgくらいで持ち運びは楽チン。前のノートPCは3kgを超える重さで大変でした。
画面は12.3インチ(267ppi)なので、通常のノートPCより画面サイズは一回り小さいですが、精細度は非常に高く綺麗です。

使い勝手について

キーボードカバーとタッチ操作

基本的に完成度は高いのですが、キーボードカバーはどうしても必須となるでしょう。
キーボードカバーは別途注文したため、カバーが無い期間があったため、全てタッチだけで賄おうとした時期がありましたが、かなり操作するのが厳しいと感じました。やはり、Windows 10はタブレット向けにもある程度考えられているとは言え、基本はマウスとキーボードがあるPC向けのOSであることを痛感させられました。
しかし、キーボードカバーが届いて使いだしてからは、非常に快適になりました。キーボードの打鍵感としてはかなり浅いパンタグラフのような感覚です。キーボード自体が光る機能は健在で、暗めの環境で作業するのには非常に役に立ちました。トラックパッドも非常に優秀で、キーボード利用時のタップ誤爆が非常に少ないだけではなく、4本指まで認識でき、各種操作を自分の好みに設定することができます。具体的には3本指・4本指の操作に音量設定、タスク切り替え支援機能、アクションセンターなど多くの機能が割り当て(邪魔であれば無効化も)できるので便利です。ほとんどSurface Pro 4タイプカバーと新アルカンターラタイプカバーとでは違いはなく互換性があります。しかし、Pro 4カバーには無かった画面輝度調整が新アルカンターラカバーにはついているため、今買うのであれば、新アルカンターラタイプカバーをおすすめします。

Surfaceの長所

Microsoft公式デバイス+MicrosoftのOSという組み合わせによる安心感があることや、画面がきめ細やかで文字もより綺麗に描画されることなど多くあります。持ち運ぶPCとしては最適だと思っています。他社製品ではCeleronのような低性能な2-in-1 PCなどはありますが、Core i5以上を積んだ2-in-1 PCはほとんどありません。また、OfficeもMobileではなくデスクトップの最新版が使えるライセンスがついています。更に、鼻の高さなど、3Dで顔の特徴を認識するカメラがついているので、写真で突破されないタイプの強力な顔認証が使えます。ズバリ、高くてもSurfaceを買う理由はこういったところにあります。
スピーカーの音質もかなり頑張っている方で、これまで利用していたヤマハスピーカー付きA4ノートより音がしっかりしていました。

Surfaceの残念な点

拡張性はあまり高くなく、USB-A 1個、Mini Display Port 1個、専用給電マグネット端子 1箇所、SDカードスロット、イヤホンジャック程度しかないため、Surface ドックまたは各種変換器・ハブなどを持つ羽目になることが多いかと思います。また、ファンレスなi5モデルで13.5時間のビデオ再生が可能とありますが、i7の場合はファンもあるうえ周波数が高いので、最長でも6時間という具合なので、買うときには注意したほうが良さそうです。ギリギリ及第点という感じですが、上級者の方であれば、CPUの動作等を手動で調整できるようにレジストリを書き換えて、快適な動作を保ったまま動作時間を伸ばしてみる遊びをしても良いかもしれません。
なお、他のPCに比べて高い印象があるので、若干持ち運び時に重くてもよいのであれば、より安く高性能なものを求める方は他のPCを選択肢にしたほうが良いかもしれません。

総評

今回買った構成の定価が本体20万5千円、カバー2万円強ほどとなるため、予算としては合計23万円程となります。
Surface Pro 4は在庫処分で価格が下がって一気に売れたので、新しいモデルも合わせて17~18万円ならもっと売れるのではないかと思うのですが、
とにかく高くてなかなか手が届かないかもしれません(デスクトップならGTX1070は余裕で積める額でしょう)。

器用貧乏感について否めない部分はあるので、決まったシチュエーションでしか使わないという場合には向かないのですが、頻繁に場所を移動する人ならこれ以上のものはないでしょう。
家の中でも自室とリビングとをWindows PCを持って行き来できるので、とても便利です。

色々書きましたが、私の場合は「これさえあれば、(他のWindows PCはほぼ)何もいらない。」と感じており、思い切って買って良かったと満足しています。