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Power Automate の文字列操作関数まとめ


はじめに

今回の記事ではPower Automateで文字列操作に使用する関数の使い方をまとめます。

今回記載するのはsubstring関数、slice関数、split関数、replace関数です。

substring関数

指定したテキストから任意の位置・長さのテキストを切り出す関数です。

■仕様

substring(text: string, startIndex: integer, length: integer)

・text…切り出し元のテキスト。

・startIndex…切り出しの開始位置(先頭が0の数値)。

・length…切り出す文字数。(数値)。省略した場合、textの末尾。

■使用例

・関数

substring(‘あいうえお’,1,3)

・実行結果

いうえ

slice関数

substring関数と同じく、指定したテキストから任意の位置・長さのテキストを切り出す関数です。

substring関数との違いは、どこまで切り出すのかの指定が文字数(substring)か位置(slice)かです。

■仕様

slice(text: string, startIndex: integer, endIndex: integer)

・text…切り出し元のテキスト。

・startIndex…切り出しの開始位置(先頭が0の数値)。

・endIndex…切り出しの終了位置(先頭が0の数値)。省略した場合、textの末尾。

■使用例

・関数

slice(‘あいうえお’,1,3)

・実行結果

いう

slice関数は、特定の文字の位置を調べることができる [テキスト関数] コネクタの [文字列の検索] アクションと組み合わせて使用することが多いです。

split関数

テキストを指定の区切り記号で分割して配列に変換します。

配列とした後に特定の要素だけを取り出したり、first関数やlast関数と組み合わせて使用します。

■仕様

split(text: string, separator: string)

・text…分割するテキスト。

・separator…区切り記号。

■使用例

・関数

split(‘あいうえお’,’う’)

・実行結果

[

“あい”,

“えお”

]

replace関数

テキストの特定の文字列を指定した文字列に変換します。

特定の文字列を削除するためにも使用することができます。改行や空白の削除にも使用できます。

replace(text: string, oldtext: text, newtext: text)

・text…変換するテキスト。

・oldtext…変換元のテキスト。

・newtext…変換先のテキスト。

■使用例

・関数

replace(“あいうえお”, “あいう”, “aiu”)

・実行結果

aiuえお

おわりに

Power Automateの文字列操作に使用する関数について紹介しました。基本となるのは今回記載した関数で、他にはlength関数を組み合わせたり、配列にしてunion関数を使用したりします。

文字列操作はPower Automateでよく行う操作です。また別の機会に、応用的な使い方もご紹介できればと思います。

ここまでご覧いただきありがとうございました。