先日、豪華客船「クイーン・エリザベス」などを運航するイギリスの海運会社「キュナード・ライン」が、「最もラグジュアリーな寄港地観光ツアー」トップ10を発表しました。なんと、世界の名だたる観光名所を抑えて、青森市の「酸ヶ湯温泉」が世界一に選ばれました。すごいですね!
そこで、わたくし新人のKRは、ブログをご覧になっている県外の方のために、青森市には酸ヶ湯温泉以外にも「浅虫温泉」というところもありますよ〜とPRすべく、電車とバスで行ける浅虫温泉地域への日帰りプチ旅行に土曜日行って参りました。少しご紹介しますね。
浅虫温泉の由来
平安時代に慈覚大師(円仁)により発見された温泉は、当初、布を織る麻を蒸すためだけに使われていました。しかし、1190年にこの地を訪れた円光大師が、傷ついた鹿が湯浴みするのを見て、村人に入浴を勧め、それ以来人々に利用されるようになりました。温泉名も麻を蒸すことに由来し、「麻蒸」が転じて「浅虫」になったといわれています。
浅虫温泉
1200年以上の歴史があり、古くから青森市の温泉地として知られています。青森駅から車や電車で約30分とアクセスも良く、自然に恵まれ、四季を通じて情緒ある温泉の風情を感じることができます。
最近では、湯治だけでなく海水浴やスタンドアップパドルボード(SUP)、カヤック、SUPヨガ、ヨット、釣り、森林浴ウォーキングなどのレジャーも楽しめます。
浅虫温泉の象徴とされている「湯ノ島」へは、ガイドさんと一緒に行くこともできます。サップやカヤックなどのアクティビティ体験で、湯ノ島に上陸する人も多くなってきています。
また、浅虫温泉駅を出たところには、足湯を楽しめる場所もあります。海も山も温泉も一度に楽しめる湯の町です。
浅虫水族館へ
青森駅から青い森鉄道を使い、浅虫温泉駅へ。乗車時間は21分です。そして浅虫温泉駅から、土日祝のみ、水族館を通るバスを利用して水族館へ!水族館までは約5分です。
青森県営浅虫水族館は、青森県に生息するものをはじめ、多様な水生生物を約300種8,000点展示している本州最北端の水族館です。長さ15mのトンネル水槽では「むつ湾の海」を再現しているそうです。
大人気のイルカパフォーマンスは、屋内プールで毎日開催されています。津軽三味線やねぶた囃子をイメージした音楽に合わせたイルカたちのダイナミックなジャンプパフォーマンスを久しぶりに楽しみました。
道の駅ゆ~さ浅虫へ
水族館を出て、バスで浅虫温泉駅へ戻り、駅向かい側にある5階建ての道の駅「ゆ〜さ浅虫」へ寄りました。
1階……物販コーナー(地元の特産品や土産品が充実)
2階……休憩コーナー(青森ゆかりの作品を中心に常時展示している美術展示ギャラリーもあります)
3階……キッズコーナー(子供たちが遊べるキッズスペース・授乳室があります。お子様連れの方には嬉しい施設ですね!)
4階……会議室
5階……展望浴場(夜9時まで入浴可能。陸奥湾や正面に浮かぶ湯ノ島を眺めながらの温泉は格別!また、毎月26日の風呂の日には、ヒバの湯やバラ風呂など趣向を凝らしたお風呂を楽しめるそうです)
また、隣接する「ゆ〜さ市場」では、地元で採れた野菜や果物をはじめ、陸奥湾で採れたホタテなどの新鮮な魚介類も販売しています。軽食コーナーでは、イカ焼きや貝焼きなどを焼きたてで頂けます。
パンとコーヒー祭り&クラフト縁日へ
道の駅「ゆ〜さ浅虫」の駐車場では、ちょうど私たちが行った13日に「パンとコーヒー祭り・クラフト縁日」というイベントが開催されていました。
パンとコーヒー祭りでは、県内の美味しいパンやコーヒーのお店、その他たくさんの食べ物屋さんもテントを並べていました。
クラフト雑貨の販売や縁日では、雑貨などの販売、射的やヨーヨー釣りなどがあり、子どもたちも楽しんでいました。
最後にクラフトビールのお店へ
浅虫温泉駅から青森行きの列車に乗る前に、昨年6月にオープンしたクラフトビールのお店「蛍火醸造」さんに寄りました。浅虫温泉駅から歩いて5分もかからないところにあります。
外から醸造用のタンクを見ることができ、隣接する店内は落ち着くカウンターが中心です。店内の奥には、かつて銀行だった建物のため金庫部屋があり、そこにテーブル席が設置されていて、私たちはそちらに案内されました。
数種類の中から選んだビールは、edamameなどのおつまみと一緒に頂きました。とても美味しかったです。
秋は、文化祭や紅葉巡り、楽しいイベントがたくさんあり、楽しい季節ですね!
しかしながら、観光地などでは、駐車場探しで苦労したり、車で渋滞に巻き込まれて疲れる・・・なんてこともあるかもしれません。
電車やバスを利用できる場所なら、それらを使ってお出かけになるのも良いと思います。ぜひ、皆さんも秋を楽しんでください。