新年のご挨拶(2026年)
2025年を振り返って、そして2026年へ
新年あけましておめでとうございます。
2025年という一年を無事に終えることができましたのも、ひとえに日頃からお世話になっている皆様のご支援、ご協力の賜物と、心より感謝申し上げます。
大学、自治体、病院、そして企業のお客様。そして社員全員、共に歩んでくださったすべての方々に、深く感謝しています。
「正解のない世界」と向き合った一年
2025年、私たちは生成AIという、これまでとはまったく異なる性質のテクノロジーと本格的に向き合ってきました。
Azure OpenAIやCopilotの導入支援を数多く手がける中で、ずっと悩んできたことがあります。
それは、「正解がない」ということです。
従来のシステム開発であれば、要件定義があり、設計があり、テストがあり、完成形が見えていました。
しかし生成AIを使ったシステムは違う。同じ質問をしても、返ってくる答えは毎回少しずつ違う。完璧ではないけれど、確かに何かを生み出している。そして不思議なことに、LLMは次第次第に、まるで正解に近づいているかのように見えるのです。
この「正解のない世界」を、どうお客様に説明するのか。どう信頼していただくのか。これは今も、私たちが日々格闘している課題です。
生成AIは、従来のシステムのように「こう入力すれば、必ずこう出力される」という機械的な確実性ではなく、むしろ人間の思考に近い、曖昧さと柔軟性を持っている。
その曖昧さこそが価値であり、同時に説明の難しさでもあるのです。
人を「代替」するのではなく、「拡張」するために
よく「AIが人の仕事を奪う」と言われます。確かに、生成AIが人を代替する可能性はあります。
しかし私は、それ以上に大切なことがあると考えています。
生成AIは、人ができることを拡張していくシステムなのだと。
たとえば教育現場で、一人の教員が数百人の学生一人ひとりに寄り添った履修相談をすることは、物理的に不可能です。
しかし生成AIがあれば、それができる。病院で、限られたスタッフがより多くの患者さんに質の高いケアを提供できる。
自治体で、住民サービスの質を落とすことなく、職員の負担を軽減できる。
これは仕事を奪うのではなく、人が本来やりたかったこと、やるべきことに集中できる環境を作ることだと思うのです。
2026年、私たちが目指すこと
2026年、生成AIはさらに進化し、「導入するもの」から「使いこなすもの」へと変わっていくでしょう。
私たちは、この「正解のない世界」を、お客様と一緒に探索していきます。
Microsoft製品群の知見を活かし、Azure OpenAI、Copilot、ChatGPTを組み合わせながら、それぞれの現場に最適な形を見つけていく。
完璧な答えは最初から用意できないかもしれません。
でも、お客様と対話を重ね、試行錯誤を繰り返しながら、「その組織にとっての最適解」を一緒に作り上げていく。
18名という小さな会社だからこそ、そういう伴走ができると信じています。
セキュリティ、ガバナンス、倫理。気をつけるべきことは山ほどあります。
でも同時に、生成AIが拓く可能性に、私はワクワクしています。
人ができることが拡張される未来。それを実現するお手伝いを、2026年もさせていただきたいのです。
変化の真っ只中で、正直なところ、迷うこともあります。
でも、お客様と共に歩み、共に答えを探していく。そんな一年にしたいと考えています。
本年も変わらぬご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。
2026年 元旦
株式会社ページワン
代表取締役 木村 譲
