こんにちは。佐々木です。前回のブログの内容と少し被りますが、引き続き温泉について、ご紹介させてください。

今回は、私のお気に入りの温泉地である草津温泉について、書いていきます。

草津温泉は、群馬県吾妻郡草津町に位置する日本を代表する温泉地のひとつです。古くから「日本三名泉」(草津、有馬、下呂)の一つとして知られ、国内外から多くの観光客が訪れます。その魅力は、豊富な湯量、高い泉質、歴史と文化、自然環境、そして温泉街の雰囲気にあります。

圧倒的な湯量と泉質

草津温泉の最大の特徴は、毎分32,000リットル以上という圧倒的な湯量です。これは日本でもトップクラスで、ほとんどの施設が源泉かけ流しを実現しています。泉質は強酸性の硫黄泉で、pH2前後という非常に酸性度が高い湯は、殺菌力に優れ、皮膚病や神経痛、筋肉痛、疲労回復などに効果があるとされています。入浴後は肌がすべすべになると評判で、「恋の病以外なら何でも治る」と言われるほどです。

湯畑と温泉街の風情

草津温泉の中心に位置する「湯畑」は、町の象徴的存在です。湯畑とは、源泉から湧き出た湯を冷ますために木製の枠に流す施設で、湯けむりが立ち上る様子は幻想的で、昼夜問わず多くの観光客が訪れます。夜にはライトアップされ、ロマンチックな雰囲気に包まれます。

湯畑周辺には、老舗旅館、土産物店、カフェ、食事処が立ち並び、温泉街ならではの情緒を楽しめます。足湯や手湯も点在しており、気軽に温泉を体験できるのも魅力です。また、無料で利用できる共同浴場(地蔵の湯、白旗の湯など)もあり、地元の人々との交流も楽しめます。

湯もみと伝統文化

草津温泉には「湯もみ」という独特の文化があります。これは、源泉が高温のため、加水せずに板で湯をかき混ぜて温度を下げる伝統的な方法です。観光施設「熱乃湯」では、草津節に合わせた湯もみショーが毎日開催されており、観客も体験できるプログラムがあります。湯もみは草津の歴史と文化を象徴するもので、訪れた際にはぜひ見ておきたいイベントです。

四季折々の自然とアクティビティ

草津温泉は標高約1,200メートルの高原地帯に位置しており、周囲には豊かな自然が広がっています。春から秋にかけては、白根山や芳ヶ平湿原などでハイキングやトレッキングが楽しめ、秋には美しい紅葉が訪れる人々を魅了します。冬には草津国際スキー場でスキーやスノーボードが楽しめ、温泉とウィンタースポーツを組み合わせた贅沢な旅が可能です。

また、自然湧出の温泉が流れる「西の河原公園」では、広大な露天風呂があり、星空を眺めながらの入浴は格別の体験です。

アクセスと利便性

草津温泉は、東京から電車とバスを乗り継いで約3時間で到着できるため、週末旅行にも最適です。上野駅から特急「草津号」で長野原草津口駅まで行き、そこからバスで約25分。道中も自然豊かで、旅の始まりから癒しを感じられます。

まとめ

草津温泉は、温泉の質・量・文化・自然・アクセスのすべてにおいて高い評価を受けており、何度訪れても新たな魅力を発見できる場所です。温泉街の風情、伝統文化、四季折々の自然、そして心身を癒す湯の力。これらが融合した草津温泉は、まさに「日本の宝」と言えるでしょう。日常の喧騒を離れ、心と体をリセットする旅に、草津温泉は最適な選択肢です。

是非、草津温泉に訪れてみてください。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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