皆様こんにちは。
Pageoneの吉田です。

今回は6月11日(水)~13日(金)に開催されたEDIX大阪に参加してきたお話しを少しできればなと思います。

EDIX大阪2025とは?

西日本最大の教育総合展示会となっており3日間で約120の企業が一堂に会する展示会となっています。
概要としては学校・教育機関、企業の人事・研修部門など、教育に関わる方々に向けた展示会で最新の教育技術や教材、ICT機器、プログラミング教材などが展示され、教育の未来を形作るためのソリューションが紹介されておりました。

開催場所はインテックス大阪という国際展示場で西日本最大級の展示場らしく入り口から開催場所まで歩くのが一苦労でした…
そもそも会場最寄り駅が万博の駅の途中駅という事もあり、通勤ラッシュが少し収まった9時半ごろに電車に乗ったのですが、観光客の外国人でごった返しておりいつもリモートワークの身としては非常に大変でした。

↑会場最寄駅からの風景(画質が悪いのはご愛敬…)

会場入口

今年の見どころ

  1. 最新のICT機器とデジタル教材
    電子黒板やタブレットPC、eラーニングプラットフォームなど、教育現場でのICT活用が進む中で、最新の技術が紹介されていました。またAIをどう教育に組み込んでいくかの課題として課題作成や採点評価を自動で行う生成AIが多く紹介されていた印象です。
  2. プログラミング教育
    プログラミング教育の必修化に伴い、さまざまなプログラミング教材や教育コンテンツが展示されていました。
  3. セミナーとワークショップ
    教育の最新トレンドや実践事例を学べるセミナーが多数開催され、様々な多数の教育関係者(教育委員会の方や学校の先生、教育関連の企業様等)がセミナーを受講しに来場されていました。

今回出展された企業の展示製品を見てきた他、時間の許す限り参加してきたセミナーにて今後の生成AIへの接し方について考えさせられるセミナーを受講してきたので、ご紹介させていただきます。

大阪水都国際高校の公開授業「画像生成AIを使用した漢詩の鑑賞」

セミナー内容と授業目的

◆漢文の授業と生成AIプロンプトの融合

漢詩を単に現代語訳するのではなく、情景をAIに伝えるための情報整理とプロンプト化を行う。

◆情景の可視化

AIによる画像生成を通じて、学生が漢詩の世界観を視覚的に理解できるようにする。

教育的・思想的背景

◇生成AIのハルシネーション(虚構)と国語教育の接点

国語科ではそもそも「フィクション=嘘」を学ぶ場であり、生成AIのハルシネーションもその延長線上で捉えることができる。

◇AI活用の実験的試み

学校教育ではAI活用が進みにくい現状がある中、「無理やりやってみる」ことで新たな可能性を探る特別授業として実施。

印象的だった部分

「国語科現代語で教鞭をとるあたり、そもそも嘘(フィクション)を生徒たちは学んでいる。生成AIのハルシネーションも国語という意味で学んでいければ良いのではないか?」

と今回特別授業を行っていた先生の方が最後に仰っておりました。
生成AIは確かにまだ不確かな部分もあり、ビジネスではネックとなる部分も教育の段階からフィクションという形で伝えていけば新たな学びの契機になるという考え方に、今回非常に感銘を受けました。

 

EDIXは来年も

東京:2026/5/13(水)~15(金)
大阪: 2026/6/24(水)~26(金)

と今年と同様に2回開催予定とのことなので、もし今年参加できなかった方や今後の教育機関の発展についてご興味がある方がいらっしゃれば入場無料となっておりますので参加してみるのをお勧めします!

以上、現地からのご報告でございました!
また次回のブログでお会いしましょう~!

 

株式会社ページワン

〒030-0823
青森県青森市橋本二丁目13-5 グランスクエア青森 6F