こんにちは。藤森です。皆さんは大きな病気や手術は経験ありますか?私は大学生になるまではなかったのですが、入社直前、大学4年生で自然気胸になりました。

今回は皆さんも同じ症状にかかったときのためにその時のお話をさせていただこうかと思います。(楽しい話は次回……?)

なお、痛みに関する記述が登場しますので苦手な方はブラウザバックを推奨いたします。閲覧される方はご注意をお願いいたします。

自然気胸って?

上で大きな病気と書いておいてあれですがそこまで大きい、珍しいものではないとは思います。ただし、放置していると死亡にも至る病気です。(後に記載しますが正直放置できるほどの痛みじゃないです。辛い。)

簡単に言うと肺に穴が開きます。恐ろしいですよね。原因はストレスや強い刺激などが主らしいです。私はおそらく卒論にまつわるストレスと寝不足でやられました。

肺に穴が開いてどんな感じを受けるかなのですが、まず痛いです。最初は「寝づらいな」くらいの痛みなんですが、段々痛みが強くなっていきます。痛くて寝れないなと思いながらその日は頑張って寝ました。

そして私はこれで病院に行こうと決意したんですが、翌日になると呼吸がしづらくなりました。肺に穴が開いて十分に呼吸なんてできるわけないですから当たり前ですよね。この感覚は説明するとなると難しいんですが、普段の呼吸の開始から、6~7割くらい吸ったところで、「もっと息を吸いたいのに吸えない!」という感じです。

さすがにこれは異常だと思い、卒論発表の予行練習の前日で時間が無いながらも、その日は金曜で土日病院はやっていないだろうと思い病院に駆け込んだら判明しました。

大きな病院で治療

大きな病院に移動し、話を通すとその日のうちに手術が始まりました。(定義的には手術ではなく治療らしいですが、そこらへんは小難しいので省略いたします。)

流れとしては「麻酔」→「皮膚に切れ目を入れる」→「切れ目から管を通す」→「溜まった空気の排出」→「呼吸のためのチューブをつなぐ」といった流れになります。

「溜まった空気の排出」、これが1番びっくりしたのですが、自然気胸では肺に穴が開いて肺は小さくなります。それは肺の中の空気が無くなってしぼむせいで小さくなるのではなく、肺を覆っている肺胸と呼ばれる部分に空気がたまり、肺が圧迫されて相対的に小さくなるようです。このとき、肺が普段の大きさと大して差がなければ自然治癒で治るのですが、今回の私の肺は握りこぶしよりも小さい姿をレントゲンで確認いたしました。

そのため肺胸の中の空気を取り除く必要があるため、管を通すようです。(他にも穴が開くと肺に水が溜まっていくらしく、それの除去もあるとお医者様に言われました。)

麻酔のおかげで痛みは全然なかったのですが、管を通した後がとても辛かったです。約1週間、管を体に入れたままの生活を行います。

これがまぁ辛くて、ベッドで寝ている時を除いてほぼ激痛です。(体に物を入れ続ける異物感からなのか肺の痛みなのかは分かりませんが。)ご飯を食べる、トイレに行くなどすべて痛みに耐えながら過ごしました。1週間のうち後半は痛み止めの効果が聞いているうちはなんとか歩き回れるくらいにはなりましたが、前半はなにもしたくない思いでいっぱいでした。ちなみにベッドで寝ている時もそれなりには痛いです。体を曲げようとすると激痛が走るので、ベッドから体を起こす、ベッドに体を寝かす両方が毎回覚悟決めて行っていました。

補足というかこれは個人の体質によるものだと思うのですが、手術が終わった直後、車いすで運ばれたのですが、途中で失神したらしく気が付いたら手術室みたいなところに運ばれていました。原因は緊張からの解放です。コロナの予防接種でもなった(予防接種第一回くらいの当時は接種したら後遺症や亡くなったというニュースをよく目にしていたためです……。)ので失神に関しては意外でも何でもないのですが……。

肺の空気、水分を取り除くための機械(ノートPCくらいのサイズ)を膝上に持ったまま車いすで運ばれていた際に失神しその機械を膝から落としたため結構大ごとになりました。酸素マスクみたいなのをつけられた時には本当に怖かったですね。

画像がその機械のイメージです。(ChatGPTに作ってもらいました。)

その後、命に別状等は特になかったです。ほんとによかった。

緊張とか顔に出にくいタイプなので、こういうのは損しますね。適度に緊張を吐き出せるようになろうと思います。

その後

助かったのはゼミの先生方が取り計らってくれたおかげで卒論発表は後日となり無事卒業できたこと、お金も保険に入っていたおかげでほとんど負担せずに治療を終えたことです。皆さんも迅速な連絡と保険は大事にしましょう。

あとは病院食って初めて食べたんですが、思ってるより量もあっておいしいですね。痛みを除けば普通に毎食楽しみにしてました。

あと怖いのは、再発ですね。穴が開いた部分を自然治癒で直したこともあって、再発率が高いのです。再発しない人はしないですが、1回再発するとそれ以降はしやすくなるそうです。こうなると2回目以降の再発は穴が開いた部分の周りを手術で切除するそうです。こちらは未経験ですが私もできることならなりたくないですね。

皆さんも大事なイベントの前には緊張や作業量の多さからの寝不足、ストレスなどあるかと思いますが、十分な睡眠やストレス発散などを心がけ、予防に努めましょう。

私も再発に恐れ戦きながら、日常生活を過ごしてまいります。

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