お世話になっております。ページワン平井です。

以前、「いいイヤホン」というブログを書かせていただきましたが、そのなかで紹介させていただいた Kiwi Ears の Orchestra Lite ってイヤホン、なんか物足りないなどと、私、書いていました。
片側 BA 8発なんだから、もうちょっとシンバルの音が良く聴こえてもいいんじゃないかとか思っていたわけです。
LETSHOUER の S12 や、SIVGA の Que UTG は聴き始めのころはシンバルのジャラジャラ感を気にしていたし。
で、まぁ、聴いてるうちに、シャラシャラ鳴るようになったとか書いてたんですけど、そのうち、またシンバルの音がいまいちだなぁ、と思い始めたわけです。


私、家では GRADO の SR325x ってヘッドホンで音楽聴くんですが、なんか、音がいいなと。どこがいいかというと、シンバルの音がいい。シンバルのシャリつきが、いい。
ダイナミックドライバ1発の SR325x に、BAドライバ8発の Orchestra Lite がなぜ負けるのか?と。
S12 も、Que UTG も、なんだったら Dunu Davinci もシンバルの音ではSR325xにかなわないのではないか?と思ったわけです。


私、イヤピースは ラディウスのディープマウント というのを使っていました。
私、耳の穴が小さいので、なかなかいい感じにフィットするイヤピースがなかったのですが、ディープマウントはXSサイズがあって、これを試してみたら、良い感じ。それ以来、普段使うイヤホンにはすべてディープマウントを装着していました。
イヤピースはイヤホンの装着感を決めるもので、音にはさして影響しないものだろうと思っていたんですよ、私は。

が、しかし、日本ディックス社の Pentaconn COREIR BRASS という音導管に真鍮を用いたイヤピースがあってですね、これを使うと、高音域が煌びやかになるそうなんですよ。
これを使えば、シンバルの音が良くなるかもしれないなぁ、とは思いつつも、Sサイズ2ペアで4000円弱くらいするんですよ。
もし、試してみて、音の違いが感じられなければ、ショックでかいよなぁ、と思って手を出せずにいたわけです。

Pentaconn COREIR の他に、音導管に金属コアを用いたイヤピースに AZLA社の SednaEarfit Mithryl というのがあります。こちらは金属コアにはミスリル、じゃなくて、ステンレススチールを使っていて、お値段はMSサイズ2ペアで3000円弱。Pentaconn COREIRより1000円くらい安いんだけど、最小サイズがMS。私の耳には合わないかもしれないなぁ、と思って手を出せずにいたわけです。


ある日、Amazon で AZLA SednaEarfit Mithryl がタイムセールかなんかでちょいとお安く売られているのをみかけました。
多少サイズが合わなくても、金属コアのイヤピースを試してみたいというので、買っちゃいまいた。
DUNU DaVinci と Kiwi Ears Orchestra Lite に Mithryl を装着して: Bill Evans トリオの Waltz For Debby なんかを聴いてみたわけです。

そしたら、期待していた以上に、シンバルの音が良くなっていました。Davinciのほうは、MSサイズでも耳穴に収まったのですが、Orchestra Liteのほうは、ちょっときついかなといったところ。で、ピアノ・トリオを聴く分には、Orchestra Liteのほうがいいかな?って感じ。

シンバルをブラシでしゃかしゃかする音、スネアをブラシでしゅとしゅとする音、まるでブラシの1本1本が見えるかのような…わけないですけど、まぁ、とにかく、よく聴こえるようになりました。
ベースの音も、弾かれた弦の偶数次高調波スプリアスがベースの音を広げてくれる感じがします。
あとは、ヴィレンジ・ヴァンガードのお客さんたちが演奏中にもかかわらず、後ろでがやがやしてるじゃないですか。あの話し声が聞き取りやすくなりました。何を言っているかまではわかりませんが。英語だし。

で、Mithryl で音が良くなったものだから、COREIR BRASS も試してみようか、Sサイズもあるしね、となったわけです。
で、MSサイズのMithrylがちょいときつかった Orchestra Lite に Sサイズの COREIR BRASS を装着してみたところ、耳への収まりは良い。もちろん、音も…ん? Mithryl のほうがよかった?やっぱ真鍮より Mithryl のほうが高級だから?いやいや、Mithryl といっても、実際はステンレスだから。
直感的には金管楽器やシンバルに使われる真鍮のほうがステンレスより良い音がするのではと思っていたのですが、そうでもないみたい。


ということで、Dunu Davinci と Orchestra Lite にはAZLA SednaEarfit Mithryl を、S12 と Que UTG には Pentaconn COREIR BRASS を装着しました。
平面ドライバの S12 と、振動板に Ultra Thin Glass を使ったダイナミックドライバの Que UTG ともに、シンバルのジャラジャラ感がなくなり、シャラシャラと鳴ってくれるようになりました。

まぁ、なんでわたしがシンバルの音に拘るかというと、老いて高音域が聞こえなくなっているためかなと。たとえば、ブルーノート盤のソニークラークトリオ、昔はシンバルがうるさいくらいに感じていたのが、今ではうるさくないどころか、物足りなく思えるようになっていたんですよね。
ということで、高域での感度がちょっとなぁ、と思われる場合は金属コア入りのイヤピースが良いかも。


ここまでご覧いただき、誠にありがとうございました。

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