こんにちは。
青森の8月も暑かったですね!
ほぼ毎日のように30度超えの気温だったような…そんな汗だくの毎日を過ごした葛西です。
さて今回のブログは…まもなく訪れる秋。葛西にとっての秋は、食欲の秋なのですが……芸術の秋とも言われますので…先月、奥入瀬渓流散策の帰りに立ち寄った「十和田市現代美術館」の素晴らしいアートをご紹介したいと思います。
そこには、アートがたくさんありましたが、特に感動、面白かったものをピックアップさせていただきました。
私のいる青森県には大きな美術館が五つありますが、その一つになります。
「十和田市現代美術館」の特徴は、大きな窓やガラスの回廊を歩くことによって、中からも通りを行き交う人達や移り変わる季節を感じられることです。
また、美術館の建物の周りにも、たくさんのアートが配置されていて、面白い美術館だと思いました。
美術館の建物の周りのアート
作品名「フラワー・ホース」
美術館がある官庁街通りには、戦前、旧陸軍軍馬補充部があったらしく、駒街道と言われているとのこと。この馬のアートは、美術館を訪れた人々を迎えるウェルカムブーケとして展示されています。 とても大きく、綺麗な馬のアートでした。
作品名「アッタ」
中米コスタリカに生息し「農耕をするアリ」と呼ばれる、ハキリアリをモチーフにしているそうです。
近くで見ると、リアルで、SF映画に出てくるようなアリで、少し怖かったです。
作品名「夜露死苦ガール2012」
こちらの真っ白い外壁に描かれたひとりの子どもの絵は、弘前市生まれの奈良美智さんの作品です。
奈良さんは、今年、米誌タイムの「世界で最も影響力のある100人」に選ばれたんですよ。
奈良さんの作品は、今年で開館5周年を迎える「弘前れんが倉庫美術館」の記念展に、たくさん展示されているそうです。
美術館内の常設展示
作品名「スタンディング・ウーマン」
皮膚のシワ・たるみ、透き通って見える血管、髪の毛1本1本まで再現した、高さ4メートルのアート。
見る角度によって、厳しそうにも優しそうにも見えるのが不思議でした。
作品名「コーズ・アンド・エフェクト」
3色のグラデーションで配色された、無数の人形が肩車で連なり、シャンデリアのように天井から吊るされた作品。
ご覧のように、作品を間近で見ると驚きが増します!
作品名「建物―ブエノスアイレス」
床に置かれたヨーロッパ風の建物の上で、自由にポーズをとると…斜めに立ち上がる大きな鏡に重力から解き放された様な姿が映し出されます。まるで、トリックアートのようでした。
作家エルヴィン・ヴルムの企画展(〜11月16日まで)
作品名「吊されたセーター」
ごくごく普通のセーターが、壁にたくさん並んだアート。何でも見せ方によっては、アートになるんだなあと感心しました。
作品名「『皮膚』シリーズより《立っている花2》」
アルミと鋼鉄に塗装。その形でしっかり立っているのが不思議でした。
アート広場
美術館から道路をはさんだ向かいの芝生のところにも、アート作品が展示されています。
なんと、世界的に有名な、草間彌生さんの作品もありました!
作品名「愛はとこしえ十和田でうたう」
草間さんは、2013年に24時間テレビのチャリTシャツを、嵐のリーダー大野智さんと共同制作したことでも、話題になりましたね。
長野県生まれの草間さんは、幼少期から幻聴や幻覚に悩まされ、押しつぶされそうになる精神を保ちながら、目の前の幻覚を乗り越えるために、水玉や網目模様をモチーフに絵などの制作を始めたそうです。
最後に
美術館で頂いたパンフレットで知ったのですが、美術館の周りには、たくさんの「まちなか常設展示アート」が街の中にあったようです。
初めて行った美術館。ずっと気になっていた美術館でした。テレビで「フラワー・ホース」が映るたびに、近くで見てみたいと、ずっと思っていました。
たくさんのアートをみたあとで、美術館に併設されているカフェで食べた、アップルパイは格別でした。
アートに触れて、美味しいものを食べて、一時、心が穏やかになり、目の保養、リフレッシュ気分を味わいました。
アートひとつひとつには、作者の願いや、私達に様々な警告を与えているものもあり、それを説明するにはブログでは足りないので、興味のある方は、是非一度、美術館へ足を運んで、作者の気持ち、作品の意味を見て欲しいと思いました。
まだまだ暑い日が続きそうですが、9月に入り秋に突入。芸術の秋…芸術作品を見に、県内にある美術館へ足を運んでみませんか?
最後までご覧いただき、ありがとうございました。