こんにちは!
今回のブログ担当は小山です。
今回は、先日行われた 第二回 Lightning Talk で私が発表した、
「韓国語で会話」GPTs について紹介します。
この GPTs を作ったきっかけ
韓国語教室に通い、韓国語を半年以上学んでいますが、なかなか会話力が身につかない…。
読み書きやリスニングはいくらでも工夫の次第で自分一人で練習できますが、
「会話する」という練習だけは一人ではできません。
そこで、ChatGPT の GPTs で会話練習専用の GPT を作り、Advanced Voice Mode を使って実際に声でやり取りできるようにしました。
プロンプトの工夫
この GPT には、次のようなプロンプトを設定しました。
・会話はユーザーの挨拶から始まり、自然に広げる
・へヨ体(日本語のですます調のような文体)を基本とする
・ユーザーの発話からレベルを推測し、少しずつ文法や語彙を調整
・ユーザーが挨拶したら、韓国の最新ニュースを検索して話題に使う
・文法資料の内容を会話に自然に取り入れる
・ユーザーの表現が不自然な場合は「○○라고 하면 더 자연스러워요」(○○と話すともっと自然です。)と韓国語で補足する
こうすることで、文法学習・会話練習・ニュースからの時事表現がバランスよく組み込まれ、飽きずに続けられるようになっています。
特徴① 文法学習を会話の中で
GPTs の機能では、参照資料も添付できるので、中級〜上級の韓国語文法資料をデータソースとして組み込みました。
そのため、ただ会話するだけでなく、会話の流れに合わせて文法を自然に使ってくれるのがポイントです。
また、ユーザーが文法を間違えて使った場合には、
「○○と話すともっと自然です。」と韓国語で補足し、自然な表現を教えてくれます。
特徴② 毎回新しい話題で楽しく
毎回同じ話題にならないように、会話の話題はWeb検索で取得するようにしました。
ユーザーが挨拶をすると、GPT が自動で最新の韓国ニュースを検索して会話の話題に取り入れます。
たとえば「今日は人気ドラマの最終回が放送されます!」など、自然に会話が広がっていきます。
ニュースを題材にすることで、時事的な単語や表現も学べます。
特徴③ 気軽に続けられる短いやり取り
GPT からの返答は1〜3文程度でシンプルに話してもらい、
「何を言っているか全然聞き取れない…」という状態にならないようにしました。
まとめ
この「韓国語で会話」GPT は、
・文法を自然に会話で学べる
・最新ニュースをきっかけに話題が広がる
・気軽に短いやり取りができる
Advanced Voice Mode で発音や会話のテンポも体感できる実用的な会話練習ツールです。
生成AIを活用した語学学習に興味のある方がいたら、参考にしてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。