
ChatGPTと勉強してTOPIK3級に合格した話
こんにちは。
今回は、AI「ChatGPT」とネイティブの先生、両方の力を借りてTOPIK3級に合格した体験談をお届けします。
AIを使った語学学習に興味のある方の参考になれば嬉しいです。
TOPIKとは?
TOPIK(Test of Proficiency in Korean)は、韓国語を母語としない人向けの韓国語能力試験です。
級は1級~6級に分かれ、数字が大きいほど難易度が上がります。
TOPIKには「TOPIK I(1・2級)」と「TOPIK II(3~6級)」があります。
TOPIK I(1・2級): 初級者向け。リスニングとリーディングのみ。
TOPIK II(3~6級): 中級・上級者向け。リスニング、リーディングに加え、筆記(作文)が加わります。
TOPIKでは、どの級を受ける場合でも、各区分(IまたはII)の受験者が同じ問題を解きます。
一番上の6級を目指している人と同じ問題を解かなければならないので、3級を目標にしている私にとっては、問題のハードルがとても高かったです。
TOPIK3級のレベル感(公式情報に基づく)
TOPIK3級は「日常的な個人的な話題や親しみのある社会的話題について話し、対人関係の維持や意見交換に必要なコミュニケーションを遂行できる。」レベルとされています。
より具体的には…
リスニング:個人的な談話や非常に身近な、平凡な社会的テーマを扱う対話や談話を聞き、内容を把握し、推論できるかを評価する。
読解:基本的な社会生活を維持するために必要な文章、身近な社会・文化などを扱う簡単なテーマの文面を読んで、その内容を理解し、推論できるかを評価する。
筆記:身近な社会的テーマの説明文や感想文を段落単位で比較的正確且つ適切に校正できるかを評価し、日常的な脈絡と関連する個人的テーマにおいての実用文を格式に沿った記述ができるかを評価する。
このように、3級からは「社会生活に必要な基本表現・作文能力」が問われるのが特徴です。
(出典:韓国教育財団TOPIK公式サイト)
学習履歴と受験時のレベル
・韓国語教室には昨年冬から通い始めた
・教室に通う前に、ハングルは読める状態で、初歩的な単語や簡単な表現は独学で修得済み
・TOPIK受験は今回が初めて
日常の簡単な会話や基本的な文法は理解しているが、「作文」や「細かい表現」にはまだ自信がない…というレベル感でした。
勉強方法
1. とにかく過去問
まずは公式の過去問や問題集を繰り返し解いて、出題形式や頻出単語・文法を覚えました。
2. 韓国語教室+ChatGPTのハイブリッド活用
TOPIK IIの受験で一番のハードルが作文問題でした。
作文の大枠や全体の方向性は、韓国語教室でネイティブの先生に添削してもらいました。
TOPIKは毎回、同じ形式の作文問題が出題される傾向にあるため、「この問題の作文はこう書く」といったコツを教えてもらいました。
そして、細かい文法や表現の疑問点はChatGPTに質問
「この文法の構造は合っていますか?」「この言い回しは適切?」など、細かい部分はAIに何度も聞いて疑問を解消しました。
ノートに書いた作文の写真を撮って、そのままChatGPTに送信できたことが、限られた時間内での勉強効率を挙げられたと思います。
3.自作GPTsで単語・文法解説
過去問の中の分からない文章を送信するだけで、使われている単語と文法を解説するGPTsを作りました。
過去問の答え合わせをしている時に、自力では理解できなかった文章を送信して、
その場ですぐに疑問を解決できるようにしました。
結果
目標だった3級に合格できました!
(Readingとそのほかの得点差がすごいですが…)
AIとネイティブの先生、両方の力を借りることで、TOPIK3級に合格できました。
特に作文パートは0からのスタートでしたが、目標だった分の点数を取ることができました。
まとめ
「韓国語教室+AI」というハイブリッド勉強法は、効率よく実力を伸ばせると実感しました。
新しい学び方を模索している方は、自分に合ったAIの活用方法を探してみてください!