先日発表されたマイナビの調査結果に、思わず「マジで?」と声が出てしまいました。
なんと、大学生・院生で「結婚したい」と答えた人はたったの25%。
4人に1人という数字に、昭和生まれの筆者は軽く衝撃です。
昔なら「いつ結婚するの?」が定番の質問でしたが、今は「結婚する気あるの?」から聞かないといけない時代なんですね。
時代は確実に変わっています。
大学生の4人に1人「婚姻関係望まず」、17%「子どもいらない」 民間調査 – 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC030YQ0T00C25A6000000/
恋愛と結婚の「分離現象」が進行中?
昔は恋愛と結婚は一筋の道、とは言えないまでも、なんらかの連関性があったと思うのですが、
今はどうやら完全に別物として捉えられているようですね。
「恋愛は楽しいけど、結婚は重い」「好きな人はいるけど、結婚相手は別」という声もよく聞くし、
恋愛をエンターテインメントとして楽しみ、結婚を人生の一大プロジェクトとして慎重に検討する。
そんな恋愛観なんだろうかね。
30歳以上になると一転、結婚願望が急上昇!
面白いのは、30歳以上になると結婚希望者が3割まで上昇すること。
まるで30歳という年齢が「結婚スイッチ」のように働いているようです。
「あ、そろそろヤバいかも」と気づく瞬間があるのでしょうか。
それとも、ようやく経済的余裕ができて「結婚もいいかな」と思えるようになるのか。
はたまた、恋愛と結婚が再び結びつく年齢なのか。
人生設計って、本当にそれぞれだし、難しいって事なんだろうね。
現代人の価値観の変化
この数字を見て「少子化が心配」と嘆く声も聞こえてきそうだけど、実は希望的な側面もあって、
結婚を「しなければならないもの」から「したいからするもの」に変わったということは、
より自由で多様な生き方が認められている証拠だったりする気はする。
無理に結婚を急ぐよりも、まずは自分自身を大切にし、本当に信頼できるパートナーと出会えたときに結婚を考える。
そんな慎重で現実的なアプローチが、今の若い世代の特徴なのかもしれない。
企業としてできることは?
私たちのような企業にとっても、この変化は重要な示唆を与えてくれます。
従業員の多様なライフスタイルを支援し、結婚している人もしていない人も、等しく働きやすい環境を整えることが求められています。
「結婚したら女性は退職」なんて昭和の発想は、もはや化石レベル。
みんなが自分らしく働ける職場づくりこそが、現代企業の使命なんだろう。