スタッフブログ

「キャリアパス」の考え方


代表の木村です。

昨年から入社3年未満の社員を中心に毎週このBlogを更新しておりますが、私の順番が回ってきました。
随分、久しぶりに書くことになりました。
ネタをどうしようかと考えておりましたが、最近、中途入社希望の皆さんとお話しする機会が重なっており、その際に、考えさせられることがありましたので、今回はそれを書いてみたいと思います。


入社希望者の多くが「キャリアパス」を口にします。

「御社ではどのようなキャリアパスがありますか?」。

これには、とても違和感があります。
キャリアパスは、会社が準備するもの、と思っているように思えます。

不思議で仕方ありません。会社がキャリアパスを幾通りか設定すれば、それに自分のキャリアを合わせていくのでしょうか?そんな時代ですか?と聞き返すこともあります。

「大きな企業には、様々なキャリアパスが準備されています」、とおっしゃる方もいます。

しかし、それは、本人の描くキャリアパスをアシストしているだけでは?もちろん、企業が欲しい人材を育成するための制度を準備している、というのはよくある話。
でも、「君は会社が用意したキャリアパスに従って生きていくの?」と尋ねたい。へたすりゃ社畜道ですよ。


わが社は、Microsoft 社の Cloud のテクノロジーほぼ全般を扱います。

Azure Microsoft 365 Power Platform 、そして話題沸騰している生成 AI ( Azure Open AI 、Copilot )と幅広い技術やサービスをお客様に提供しています。

それに伴い、絶え間ない多様な知見のストックが必要になります。
それぞれ社員が自分の興味、展望、適性を判断しながら、様々な経験を積みながら、成長していく訳ですが、
あくまでキャリアパスは社員の自主性や責任で自身がデザインしていくものだと考えています。

つまり、社員は会社からキャリアパスを与えられるのではなく、
自分の能力や志向に応じて、自分のキャリアを決めていくべきです。

キャリアパスは一本道ではなく、多様なルートがあります。社員は、自分の目標や価値観に応じて、自分で最適なキャリアを築いていくことが可能です。
技術職だけではなく、マネージメントやリーダーシップを発揮するキャリア等、わが社の様な小さな企業にも様々な選択肢があります。

会社は社員のキャリアパスを伴走するパートナーと考えて、是非、わが社に入社して頂きたいと願っています。