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Power BI:メトリックレポートの活用


みなさんこんにちは。

以前Power BI サービスで利用することができるメトリックレポートについてご紹介しました。

今回はそのレポートをコピーしてカスタマイズする方法についてお伝えします。

前回記事はこちら

メトリックレポートのコピー

まずメトリックレポートを編集できるようにするためにコピーを行います。

メトリックレポートを開いたら、 [ファイル] タブから [コピーを保存] をクリックします。

任意の名前で保存します。

ダッシュボードの作成

コピーしたメトリックレポートからは、一般のレポートと同じようにダッシュボードを作成することができます。

[Report usage] のページの上部に表示されている [Report opens] 、 [Report page views] 、 [Unique views] 、 [Report open trend] はいずれも [カード] ビジュアルを使用して表示されています。

このビジュアルはダッシュボードに追加することでアラート機能が使用できます。

[Unique views] を使用して以下の設定でアラートを設定すると、レポートを閲覧している一意のユーザー数が2を下回った際にアラートが送信されるようになります。

[Unique views] でアラートを設定することで、作成したレポートが閲覧されなくなってしまった場合にいち早く原因を調査し、改善に動くことができるようになると思います。

レポートを開くのにかかった時間が分かる [Typical opening time] をアラートに使用すると、レポートのパフォーマンスが低下した場合にいち早く察知することができたりと、メトリックレポート内のビジュアルを使ってアラートを設定するとレポートの管理が容易になると思います。

レポート使用言語の日本語化

メトリックレポートをコピーすることのメリットの一つが他言語に表示言語を変更できることです。と言っても人力での変更にはなってしまうのですが…。

[FAQ] のページの一部を翻訳ツールを通して翻訳してみました。

太字にしたり、文字サイズを調整する必要はありますが、ツールにコピペして結果を反映させるだけなのでそこまで手間はかからないです。

私が使ったツールだと訳が不自然なところもあるので、GPT-4oを使って「Power BIのメトリックレポートで使用されている以下の文章を日本語に訳してください。」等のプロンプトで和訳してもらうのがいいかもしれません。

さいごに

今回はメトリックレポートをコピーする方法、コピーしたレポートの活用方法を説明しました。

今回ご紹介したのはあくまで既存のメトリックレポートの構成を活かす活用方法でしたが、ビジュアルを変更して、データの見え方が異なるようにレポートを作り変える、一から作ってしまうということもできると思います。

全体の配色を変更して企業色を出す等、機能面だけでなくデザイン面の変更もできると思います。

みなさんもオリジナルのメトリックレポートを作成してみてください!

ここまで閲覧いただきありがとうございました!