皆さんこんにちは。新人のS.Y.です。
今回は私の出身地、秋田県の竿燈まつりについて書かせていただきます。
秋田県の竿燈まつり
もうすぐ青森市ではねぶた祭が開催されますが、同時期に秋田県秋田市では竿燈まつりが開催されます。
竿燈まつりは、毎年8月3日から8月6日にかけて開催される伝統ある祭りです。
竿燈まつりは、青森ねぶた祭、仙台七夕まつりと共に東北三大祭りの1つとして知られています。
竿燈まつりの歴史
竿燈まつりの起源は、宝暦年間(1751-1764年)になります。
当時、真夏の病魔や邪気を払うために行われていた「ねぶり流し行事」が始まりとされています。
そこに、ロウソクの普及やお盆に門前に掲げた高灯籠などが組み合わさり、現在のような形に発展したものと言われています。
1789年には、長い竿を十文字に構え、それに灯火を数多く付け、太鼓を打ちながら町を練り歩くという竿燈の原型ができていたそうです。
竿燈の特徴
竿燈は、大きさごとに小さいものから、幼若、小若、中若、大若の4つがあります。
幼若
長さ:5 m
重さ:5 kg
提灯の数:24 個
小若
長さ:7 m
重さ:15 kg
提灯の数:24 個
中若
長さ:9 m
重さ:30 kg
提灯の数:46 個
大若
長さ:12 m
重さ:50 kg
提灯の数:46 個
演技者には大人だけでなく、小中学生も多く参加しているので、それぞれに合った大きさの竿燈を使用します。
特に、長さ12メートルになる大若は、間近で見るとかなりの迫力です。
祭りの見どころ
竿燈まつりでは、高さがあり、提灯が数多く取り付けられた竿燈自体に目が行きがちですが、1番の見どころは、演技者たちが絶妙なバランスで竿燈を持ち上げる妙技です。
最大で長さ12メートル、重さ50kgにもなる竿燈の一点のみを支えて持ち上げる瞬間は圧巻です。
竿燈を持ち上げる技は平手、額、肩、腰の4種類があります。
文字通り、それぞれの体の部位に竿燈を乗せてバランスを取ります。
最も修練が必要な技は、腰で竿燈を支える技と言われいます。
体を曲げて、腰のあたりに竿燈を乗せてバランスを取る技です。
何度見ても、なぜその支え方でバランスが取れるのかと不思議に思います。
竿燈体験
演技が終了すると、観客も竿燈を体験することができる時間が用意されています。
竿燈の重さ、バランスを取ることの難しさを実際に感じることができます。
まとめ
もし竿燈まつりに行く機会がありましたら、ぜひ演技者たちがどの部位を使って竿燈を持ち上げているかに注目してみてください。
また、演技終了後の体験に参加することで、より竿燈まつりを楽しむことができると思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。