こんにちは、進藤です。

以前、京都を旅行したときに東福寺へ立ち寄りました。
いろいろな観光名所を巡ったのですが、一番印象に残ったのが、東福寺 本坊庭園の「八相の庭」でした。

今回は、現地で見たときの素直な感想と、帰ってから調べて分かったことをまとめておこうと思います。

1. 建築と調和する東福寺の魅力

東福寺に到着してまず感じたのは、敷地や建物のゆったりとしたスケール感でした。
想像していたよりも敷地が広く、建物も大きかったのが印象に残っています。
国宝に指定されている三門をはじめ、歴史ある木造建築が並ぶ風景はとても見ごたえがありました。

参考リンク
[東福寺三門ガイド|臨済宗大本山 東福寺]

2. 重森三玲が手がけた八相の庭

一番の目当てだった本坊庭園の八相の庭は、建物の東西南北に4つの庭が配置されていました。
昭和を代表する作庭家・重森三玲(しげもり みれい)が手がけたもので、4つそれぞれに全く違った表情があり、見ていて飽きませんでした。

南庭 (力強い石組みと白砂)

まず最初に見たのは南庭でした。
広々とした白砂の中に大きな石が立ち並び、渦巻く砂紋が描かれています。
四神仙島(蓬莱、瀛洲、壺梁、方丈)という不老不死の仙人が住むと信じられた4つの島などを表現しているそうです。
南庭は4つの庭の中で最も大きく、迫力があり、圧倒されました。

東庭 (北斗七星を表した石組み)

次に見たのが東庭でした。
実際に見ているときは知らなかったのですが、この庭には円柱型の石が7つ配置されていて、星座の「北斗七星」を描いているそうです。
日本庭園で星空を表現するという発想がとても新鮮で、モダンなセンスを感じました。

西庭 (サツキの刈込と畳石の井田)

建物を進んでいくと西庭が見えてきます。
サツキの刈込みと四角い石が交互に配置された市松模様(2色の四角形が交互に並んだ模様)の庭です。
南庭、東庭の特徴でもあった流線形の模様とは異なり、規則的なデザインが綺麗でした。

北庭 (苔と石の「小市松」)

最後に見たのが北庭です。
個人的に最も印象に残ったのがこの庭でした。
西庭と同じ市松模様の庭ですが、四角形1つひとつのサイズが西庭よりも小さく細かくなっていました。
緑の苔と敷石がチェス盤のように並べられていて、古いお寺とは思えないほど現代的なデザインでした。

伝統的な和の空間でありながらどこかモダンに感じられたのは、重森三玲が枯山水を基調に現代芸術的な感覚を取り入れて作庭したからなのだと知り、後から腑に落ちました。

参考リンク
[本坊庭園(方丈)|臨済宗大本山 東福寺]

3. 東福寺に流れる静かな空気感

通天橋

庭園の美しさはもちろんですが、境内全体に流れる静けさも魅力的でした。
本坊庭園から出ると右手側に洗玉澗(せんぎょくかん)という渓谷の上に架かった通天橋という橋があります。
洗玉澗は思ったよりも深く広がっていて、ただ眺めているだけでとても落ち着く空間でした。

参考リンク
 [通天橋|臨済宗大本山 東福寺]

他にも重要文化財に登録されている建物がいくつもありました。

開山堂

愛染堂

まとめ

実際にその場で見ていたときはただただ圧倒され、感動していましたが、帰ってから背景や4つの庭の意味を調べることで、旅の思い出がより深くなりました。

余計なものを削ぎ落とした静かな庭園をじっくり眺められたのは、とても良い経験でした。
機会があれば、今度はまた違う季節に見に行きたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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