こんにちは、S.Y.です。
皆さん「津軽びいどろ」はご存じでしょうか。
過去のブログでも取り上げられていたことがあるので、ご存じの方もいらっしゃると思います。

津軽びいどろとは

津軽びいどろは青森県の伝統工芸品の1つで、青森県青森市にある北洋硝子という工場で作られる色鮮やかな模様が特徴的なガラス工芸品です。
北洋硝子は漁業用の浮玉(うきだま)を製造する工場でしたが、浮玉がプラスチック製に切り替わったことから、花器や食器を作るようになり、津軽びいどろが誕生しました。
浮玉製造で培った「宙吹き」と呼ばれる高い技術を用いて、1つ1つハンドメイドで作られているため、1つとして同じ模様が存在しないのも特徴です。

参考:津軽びいどろ

私は大学生の頃に友人から津軽びいどろのおちょこをプレゼントしてもらい、その存在を知りました。
そこから津軽びいどろが好きになり、手に取りやすい価格のおちょこを集めています。
今回は私が持っている津軽びいどろの中から特にお気に入りの5つのおちょこを紹介します。

木の芽

これは「木の芽」という名前のおちょこです。
津軽びいどろは1つ1つにこのような名前が付けられています。
左は横から撮った写真で、右は真上から撮った写真です。
時期外れですが、新緑の季節をイメージした色鮮やかなデザインです。
非常に色合いがきれいでお気に入りです。

なごり雪

「なごり雪」です。
これもちょっと時期外れですが、陽射しにきらめく雪解けの様子を表現したデザインです。
写真では見えづらいですが、所々に金粉が埋め込まれています。
おそらく陽射しに反射した雪を再現していると思われます。
ちなみに青森では徐々に雪が降る日が多くなってきています。
車を運転するようになってからは冬に対してあまりいいイメージを持てなくなってしまいましたが、
雪をコンセプトにしたこのおちょこを見ていると、冬の良さに改めて気づかされたような感覚になります。

これは「鮃(ひらめ)」という名前です。
青森の漁師が獲った旨い魚をもっと知ってほしいという思いから作られた「あおもりの肴」シリーズの1つです。
他のおちょこと比べると地味目な色ですが、実際の鮃のように海底の砂の上では見えなくなるような色合いにしているようです。
その発想が面白いなと思い、お気に入りの1つとして紹介しました。

雲丹

これは「雲丹(うに)」という名前です。
こちらも上の「鮃」と同じ「あおもりの肴」シリーズの1つです。
このおちょこの面白いポイントは横から見たときと上から見たときで色合いが大きく違うことです。
おそらく実際の雲丹の外側(殻)と内側(中身)を表現していると思われます。

金魚

最後に「金魚」を紹介します。
今まで紹介した4つのおちょこは斑点模様でしたが、これは渦を巻くような模様です。
金魚鉢の中を金魚がぐるぐると泳いでいるようにも見えます。
このおちょこは北洋硝子の直営店に行ったときに購入したものです。
様々な商品があり、どれにするか迷っていたとき、店員さんに「このおちょこはこれが最後の1つです。」と言われて迷わず購入した思い出のおちょこです。

 

津軽びいどろの影を楽しむ

個人的には津軽びいどろに光を当てた際の「影」も魅力の1つだと思っています。
薄暗い空間で津軽びいどろに光を当てると、津軽びいどろの鮮やかな模様が影に浮かび上がります。
津軽びいどろ本体ももちろんきれいですが、影も非常にきれいです。

最後に

最後まで読んでくださりありがとうございました。
津軽びいどろはおちょこだけでなく、花器、食器、風鈴などもあります。
興味のある方はオンラインショップもありますので、ぜひ見てみてください。

津軽びいどろ公式オンラインショップ

 

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