
モデル駆動型アプリのページを自然言語で生成する(プレビュー)
はじめに
PowerAppsのプレビュー機能「生成ページ」を試してみました。
「生成ページ」は、モデル駆動型アプリの編集画面から追加できる機能です。テキストボックスにページの説明を入力すると、AIがその内容に沿ったページを自動生成してくれます。現在は環境が米国地域の場合のみ利用できます。
なおこの機能の名称ですが、作成したページのデフォルト名が「生成ページ」だっため、今回は「生成ページ」と記載しています。
参考:自然言語を使用してページを生成する (プレビュー)
https://learn.microsoft.com/ja-jp/power-apps/maker/model-driven-apps/generative-pages
ページの説明を入力する
「生成ページ」はモデル駆動型アプリの編集画面から追加できます。
今回は、あらかじめ用意されていたサンプルテキストを使ってページを利用してみました。内容は以下の通りです。
アカウントレコードをモダンな見た目のカードギャラリーとして表示するページを作成してください。
すべてのカードは固定サイズで、タイトル4行分が収まる高さにしてください。
各カードには以下の情報を含めてください。
名前
上部に entityimage(画像)
Webサイト
メールアドレス
電話番号
コンポーネントはスペースを100%使用するようにしてください。
ギャラリーはスクロール可能にしてください。
データは「Account」テーブルから取得してください。
各カードはクリック可能にし、クリックするとアカウントレコードが新しいウィンドウで開くようにしてください。
プランデザイナーのように簡単な課題入力だけでAIが整理してくれるわけではなく、「生成ページ」ではより詳細な説明が必要なようです。
また、現時点ではDataverseテーブルのみ対応しており、SharePointリストなどは使えません。
生成されたページを確認する
ページの説明を送信すると、すぐにコードが自動生成されます。なお現在、このコードの編集はできません。
作成されたページは次の通りです。
プレビューで作成されたページを確認し、追加の指示があればチャット欄から指示を送信することも可能です。
生成されたページはシンプルながら、モデル駆動型アプリのデザインと自然に馴染んでいて、見た目も良好でした。
おわりに
生成ページは、自然言語での入力からページをすばやく自動生成できます。
現時点では制限もありますが、今後のアップデートに期待しつつ、引き続き検証を続けていきたいと思います。