
スタッフブログ
AI
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- 生成 AI の民主化と「文化と制度」
- 今回の Blog では、文化とシステム=制度について、日々感じていることを綴ってみようと思います この1〜2年、生成 AI の紹介や弊社のソリューションを説明するために、お客様先へ伺う機会が増えています。多くの企業や自治体が「生成 AI を活用して DX を推進したい」と考えていますが、実際に成果を出すのは簡単ではないように感じます。生成 AI をうまく業務や教育に取り入れるには、それを受け入れる文化的な土壌が必要ではないでしょうか。 最近読んだ クレイトン・M・クリステンセンの『イノベーションの経済学』 には、技術革新が社会に定着するには「文化」と「制度(システム)」の両方が機能することが不…
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- Azure OpenAI Service × Power Automateで実現する、毎朝のニュースチェックフローを作ってみた
- こんにちは! 今回のブログ担当は小山です。 今回は、AI が毎朝最新ニュースを要約して教えてくれる Power Automate のフローを作成したので、その手順をご紹介します。 フロー全体の流れ Bing Search APIでニュース記事を取得 Bing Search APIを使うと、特定のカテゴリに合わせたニュース記事を簡単に取得できます。 なお、カテゴリの選択肢はMarketによって異なります。例えば、日本のMarketでは以下のカテゴリから選べます。 Business Entertainment Japan LifeStyle Politics ScienceAndTechnolog…
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- VS Code での GitHub Copilot Free 利用手順
- 年明け前に Github Copilot Free プランが提供開始されました。 提供開始から数週間経っているので、既に多くのブログ等で利用手順は紹介されていますが、社内共有も兼ねて今回は手順を説明していきたいと思います。 Github Copilot とは 今回は利用手順をメインにしたいのでざっくりと概要を説明します。 Github Copilot は利用者のコーディング支援を行うサービスです。AIによるコード補完、コードの説明のほか、AIとコードに関連する様々なチャットを行うことができます。チャットを通してゼロからのコード提案、コードの修正を行うこともできます。 ■コード補完 グレーがAI…
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- Azure OpenAI Service におけるファインチューニングについて
- みなさんこんにちは。 今日はAzure OpenAI Serviceにおけるファインチューニングの必要なデータ・料金についてです。 検索を行うRAGと比較されがちなファインチューニングについてまとめました。 ファインチューニングとは ファインチューニングとはデータセットを用いてAIモデルそのものを再トレーニングすることです。 モデルそのものを自分専用に作り変えてしまうわけです。一方でRAGの場合は、AIモデルそのものには手を加えずに、検索してヒットした資料を参考資料としてAIに送信する仕組みです。 どちらも汎用的なモデルでは回答が難しい、専門的な内容に回答したり、独自ルールを使っ…
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- OpenAI の動画生成モデル Sora を使ってみた
- こんにちは!今回のブログはO.Mが担当します。 先日、OpenAIの動画生成モデル「Sora」が一般公開されました。 早速、私も試してみたので、その流れをご紹介します。 ※今回の内容はAzure OpenAI上で操作したものではなく、OpenAIのサービスを使用したものです。 まず、Soraにアクセスすると以下のようなページが表示されます。 この画面の下部にあるプロンプト入力欄に、生成したい動画の内容をテキストで入力します。 プロンプトの他に、動画の比率や解像度、長さなども設定可能です。 ChatGPTのPlusプランでは、最大10秒の動画を生成できま…
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- Azure OpenAI Service「プロンプトを生成する」機能を試してみた
- こんにちは! 今回のブログは O.M.が担当します。 Azure OpenAI Studio のチャットプレイグラウンドに「プロンプトを生成する」機能が追加されていたので早速試してみました。 以下のように、画面左側のセットアップを行うスペースに「プロンプトを生成する」ボタンが追加されました。 このボタンをクリックすると、モデルに何をしてもらいたいのかを入力できるようになります。 今回は簡単に「お悩み相談」とだけ入力しました。 すると、数秒でプロンプトを生成してもらうことができました。 「モデルに指示とコンテキストを与える」の箇所に、生成されたプロンプトが自動でセットされます。 実際に生成された…
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- Azure AI Studio の発音評価を試してみた
- こんにちは!今回のブログ担当は O.M です。 前回の Azure OpenAI を使用した外国語学習アプリを Power Apps で作る の記事に続き、 AI を使用した外国語学習シリーズということで 今回は Azure AI Studio で利用できる、「発音評価」を試してみました。 発音評価を利用する方法は、以下になります。 Azure AI Studio のサイドメニューの [AI サービス] から [音声分析] を選択します。 サイドメニューの [発音評価]を選択します。 発音評価の機能では、[読み取り]と[読み上げ]の2つのメニューがあり、 今回は[読み取り]の方を試しました。 …
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- gpt-4o-realtime-previewを使ってみた!
- はじめに Azureで音声入力および出力に対応したgpt-4o-realtime-previewモデルがデプロイできるようになりました。 また、Azure OpenAI Studioでプレイグラウンド利用することも可能です。 早速検証をしようと考えたのですが、リアルタイムでの音声入力・出力モデルの検証方法がどうにも思いつきませんでした…。 既存のモデルと比較したり出力結果をそのまま載せることができたらよかったのですが、既存のモデルは複数のサービスを組み合わせてシステムを作らないと同様の機能を実現できませんし、出力結果も音声なのでどうにもやりにくい…。 ということで今回はプレイグラウンドで使って…
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- Azure OpenAI を使用した外国語学習アプリを Power Apps で作る
- こんにちは! 今回のブログはO.M.が担当します。 前回のブログでは、Azure OpenAIを活用した外国語学習方法をご紹介しました。 前回紹介した学習方法を、今回は Power Apps をインターフェースにして行えるようにキャンバスアプリを作成しました。 こちらが実際のキャンバスアプリの画面です。 習熟度レベルと問題形式を送信すると、Azure OpenAI が問題を出題します。 システムプロンプトの中で、ユーザーが解答を送信したら、正解を教えるように指示しています。 以下のように解答を送信すると、答え合わせができます。 チャットを新しく始めたい時は、画面下部のほうきのボタンをクリックす…
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- Azure OpenAIを活用した外国語学習方法
- こんにちは。 今回のブログ担当はO.Mです! 今回は、Azure OpenAI を利用して、外国語学習を効果的に行う方法について考えてみました。 習熟度レベルの設定 Azure OpenAI で外国語の学習をするにあたり、 まずは自分の習熟度をモデルに伝えて、学習状況に沿った問題を生成してもらう必要があると考えました。 そこで、どのように習熟度レベルを伝えるべきかを GPT-4o に質問し、初級〜ネイティブまでのレベルを作ってもらいました。 私はこれまでK-POPとAIに関する記事をいくつか投稿していましたので、今回の学習言語は「韓国語」にしました。 GPT-4o が生成した、学習者の習熟度レ…