スタッフブログ
Azure OpenAI Service
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- Azure OpenAIにおけるファインチューニングについて
- みなさんこんにちは。 今日はAzure OpenAIにおけるファインチューニングの必要なデータ・料金についてです。 検索を行うRAGと比較されがちなファインチューニングについてまとめました。 ファインチューニングとは ファインチューニングとはデータセットを用いてAIモデルそのものを再トレーニングすることです。 モデルそのものを自分専用に作り変えてしまうわけです。一方でRAGの場合は、AIモデルそのものには手を加えずに、検索してヒットした資料を参考資料としてAIに送信する仕組みです。 どちらも汎用的なモデルでは回答が難しい、専門的な内容に回答したり、独自ルールを使っての回答ができる…
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- Azure OpenAI 「プロンプトを生成する」機能を試してみた
- こんにちは! 今回のブログは O.M.が担当します。 Azure OpenAI Studio のチャットプレイグラウンドに「プロンプトを生成する」機能が追加されていたので早速試してみました。 以下のように、画面左側のセットアップを行うスペースに「プロンプトを生成する」ボタンが追加されました。 このボタンをクリックすると、モデルに何をしてもらいたいのかを入力できるようになります。 今回は簡単に「お悩み相談」とだけ入力しました。 すると、数秒でプロンプトを生成してもらうことができました。 「モデルに指示とコンテキストを与える」の箇所に、生成されたプロンプトが自動でセットされます。 実際に生成された…
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- gpt-4o-realtime-previewを使ってみた!
- はじめに Azureで音声入力および出力に対応したgpt-4o-realtime-previewモデルがデプロイできるようになりました。 また、Azure OpenAI Studioでプレイグラウンド利用することも可能です。 早速検証をしようと考えたのですが、リアルタイムでの音声入力・出力モデルの検証方法がどうにも思いつきませんでした…。 既存のモデルと比較したり出力結果をそのまま載せることができたらよかったのですが、既存のモデルは複数のサービスを組み合わせてシステムを作らないと同様の機能を実現できませんし、出力結果も音声なのでどうにもやりにくい…。 ということで今回はプレイグラウンドで使って…
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- Azure OpenAI を使用した外国語学習アプリを Power Apps で作る
- こんにちは! 今回のブログはO.M.が担当します。 前回のブログでは、Azure OpenAIを活用した外国語学習方法をご紹介しました。 前回紹介した学習方法を、今回は Power Apps をインターフェースにして行えるようにキャンバスアプリを作成しました。 こちらが実際のキャンバスアプリの画面です。 習熟度レベルと問題形式を送信すると、Azure OpenAI が問題を出題します。 システムプロンプトの中で、ユーザーが解答を送信したら、正解を教えるように指示しています。 以下のように解答を送信すると、答え合わせができます。 チャットを新しく始めたい時は、画面下部のほうきのボタンをクリックす…
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- Azure OpenAIを活用した外国語学習方法
- こんにちは。 今回のブログ担当はO.Mです! 今回は、Azure OpenAI を利用して、外国語学習を効果的に行う方法について考えてみました。 習熟度レベルの設定 Azure OpenAI で外国語の学習をするにあたり、 まずは自分の習熟度をモデルに伝えて、学習状況に沿った問題を生成してもらう必要があると考えました。 そこで、どのように習熟度レベルを伝えるべきかを GPT-4o に質問し、初級〜ネイティブまでのレベルを作ってもらいました。 私はこれまでK-POPとAIに関する記事をいくつか投稿していましたので、今回の学習言語は「韓国語」にしました。 GPT-4o が生成した、学習者の習熟度レ…
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- GPT-4o mini 登場!
- みなさんこんにちは。 先週新しい AI モデルである GPT-4o mini が発表・リリースされました。 Azure OpenAI でも、Azure OpenAI Studioのプレイグラウンドから利用することができます。 GPT-4o の時も最初はプレイグラウンドのみでの利用でしたが、1, 2 週間後には API 利用もできるようになっていたため、今後に期待です。 GPT-4o について GPT-4o mini の特徴 GPT-4o mini は GPT-3.5 の後継となるモデルです。 価格は GPT-3.5 よりも安く、応答速度も速いモデルとなっています。 それだけでなく、応答精度も非…
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- GPT-4o にコーディネートのアシスタントをしてもらう
- こんにちは! Azure OpenAI を担当している O.Mです。 今回は GPT-4o を使用して、「毎日のコーディネートのアシスタントをしてもらったら」というテーマで、 マルチモーダルモデルの活用方法を考えてみました。 試したこと 今日着たいアイテムの画像を送信し、そのアイテムに合うコーディネートを GPT-4o に考えてもらえるか検証しました。 システムプロンプトは、以下のような内容を送信します。 ・送信された画像のアイテムを使って、コーディネートを考えること ・コーディネートに使うアイテムは、色や柄だけでなく、生地の質感やシルエットも考えること この他に、今日の天気の情報(天気と気温…
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- 生成 AI を活用するための AI プロンプト
- 皆様こんにちは! 今回のブログは、M.Y. が担当します。 普段は M365 を中心の業務を担当しておりますが、他にも AI のプロンプトについて検証を行っておりますので、内容を一部紹介したいと思います。 AI プロンプトとは 「AI プロンプト」とは、生成 AI から応答を引き出すための指示や命令文のことです。 生成 AI システムが登場し、ユーザーの要求や問いに対して適切な結果であるのか、精度の高い回答を得るためにプロンプト研究の重要性が高まっています。 生成 AI サービスの種類 実際に生成 AI を利用できるサービスの一部をご紹介します。 Copilot for Microsoft …
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- Azure OpenAI で GPT-4 Turbo with Vision を使う方法
- みなさんこんにちは! 今週のブログはO.M.が担当します。 今回は2023年12月にパブリックプレビューとなった「GPT-4 Turbo with Vision」の操作方法などをまとめました。 GPT-4 Turbo with Vision について GPT-4 Turbo with Vision は、2023年11月にパブリックプレビューとなった GPT-4 Turbo モデルの全ての機能を保持しながら、画像入力を処理および分析が可能になったモデルです。 今回はAzure OpenAI Studio のプレイグラウンドで利用する方法をまとめました。 利用可能なリージョン 2024年2月4日時…
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- Azure OpenAI の DALL•E3 で新年をお祝いする画像を生成してみた
- こんにちは! 今週のブログはO.Mが担当します。 今年もあと残すところあと2日。もうすぐ新年が始まりますね。 そこで今回はAzure OpenAI でプレビュー機能として利用できる、 画像生成モデルの DALL·E3 (ダリスリー)を使用して、新年をお祝いする画像を生成できるか検証してみたいと思います。 画像の生成方法 今回はAzure AI Studio のプレイグラウンドで画像を生成します。 2023年12月29日現在、DALL·E3 は Sweden Central リージョンのみで利用可能となっております。 Azure AI Studio で dall-e-3 モデルをデプロイし、プレ…