スタッフブログ
進藤
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- 津軽びいどろ
- こんにちは、S.Y.です。 皆さん「津軽びいどろ」はご存じでしょうか。 過去のブログでも取り上げられていたことがあるので、ご存じの方もいらっしゃると思います。 津軽びいどろとは 津軽びいどろは青森県の伝統工芸品の1つで、青森県青森市にある北洋硝子という工場で作られる色鮮やかな模様が特徴的なガラス工芸品です。 北洋硝子は漁業用の浮玉(うきだま)を製造する工場でしたが、浮玉がプラスチック製に切り替わったことから、花器や食器を作るようになり、津軽びいどろが誕生しました。 浮玉製造で培った「宙吹き」と呼ばれる高い技術を用いて、1つ1つハンドメイドで作られているため、1つとして同じ模様が存在しないのも特…
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- 津軽じょんから節聴き比べ
- 皆さんこんにちは。S.Y.です。 何度か津軽三味線に関するブログを書かせていただきましたが、今までは文章での説明ばかりで、実際の三味線の音をお伝えすることができていませんでした。 今回は自分の演奏を録音し、ブログの中で聴けるようにしてみたので、時間がありましたら三味線の音も聴きながらブログを読んでいただけると嬉しいです。 ※すべて1分程度のShort Ver.となっております。 ちゃんとした録音機材などを持っているわけではないので、音質はあまりよくないかもしれませんが、ご了承ください。 4種類の津軽じょんから節 津軽じょんから節には大きく分けて「旧節」「中節」「新節」「新旧節」の4種類がありま…
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- 自分のじょんから節を作る
- 皆さんこんにちは。S.Y.です。 今回は趣味の津軽三味線について書かせていただきました。 「自分のじょんから節を考える」とは? 津軽じょんから節を含むを津軽五大民謡と呼ばれる5つの民謡は、それぞれの曲として成立するための曲構成や使える音、リズムなどのルールのもとで、自由に曲を作ることができるという特徴があります。 言い換えると、津軽五大民謡を演奏するには、それぞれのルールを踏まえながら、自分で曲を作り上げる必要があるということです。 もしくは、三味線教室に通って、先生に作曲してもらうという方法もあります。 私は大学から津軽三味線を始めて、現在は趣味として続けていますが、 「津軽民謡に携わる方々…
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- オリンピック競技に剣道がない理由
- 皆さんこんにちは。S.Y.です。 突然ですが皆さんは今年のパリオリンピック、パラリンピックではどの種目をご覧になられましたか。 単純に興味がある種目に加え、学生の頃に部活動で取り組んでいた競技や趣味のスポーツなどをチェックした方は多いのではないのでしょうか。 残念ながら私が学生の頃に所属していた部活動はオリンピック競技にはない剣道です。 似たような競技として柔道やフェンシングなどはあるのに、剣道がないのはなぜでしょうか。 そもそも… そもそも剣道はオリンピック競技になるための競技規模の基準を満たしていません。 日本国内で見ると剣道人口は柔道人口よりも遙かに多いのですが、世界的に見る…
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- 「ねぶた」と「ねぷた」
- 皆さんこんにちは。S.Y.です。 私は8月頭に開催された青森ねぶた祭りと弘前ねぷたまつりを見てきました。 「ねぶた」と「ねぷた」と言えば、名前がとても似ていて、地元の秋田に帰省した際には、2つの祭りの違いについて聞かれることが多々あります。 私も2つの祭りの違いをはっきりとわかっているわけではないので、今回は改めて「ねぶた」と「ねぷた」のそれぞれの特徴をまとめてみました。 「ねぶた」と「ねぷた」名前の由来 調べてみると、どちらも確かな起源はわかりませんが、「眠り流し」という行事から「ねぶた」または「ねぷた」という名前に変化したと考えられているようです。 「眠り流し」とは、暑さが厳しく、農作業の…
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- 秋田県の竿燈まつり
- 皆さんこんにちは。新人のS.Y.です。 今回は私の出身地、秋田県の竿燈まつりについて書かせていただきます。 秋田県の竿燈まつり もうすぐ青森市ではねぶた祭が開催されますが、同時期に秋田県秋田市では竿燈まつりが開催されます。 竿燈まつりは、毎年8月3日から8月6日にかけて開催される伝統ある祭りです。 竿燈まつりは、青森ねぶた祭、仙台七夕まつりと共に東北三大祭りの1つとして知られています。 竿燈まつりの歴史 竿燈まつりの起源は、宝暦年間(1751-1764年)になります。 当時、真夏の病魔や邪気を払うために行われていた「ねぶり流し行事」が始まりとされています。 そこに、ロウソクの普及やお盆に門前に…
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- 津軽じょんから節
- 皆さん、こんにちは! S.Y.です。 私は趣味で津軽三味線を演奏しています。 今回は津軽民謡の代表曲「津軽じょんから節」について書かせていただきます。 津軽じょんから節の由来 津軽民謡を聞いたことがない方でも「津軽じょんから節」という名前は聞いたことがあるという方は多いのではないでしょうか。 津軽じょんから節の名前の由来としてよく聞かれるのは「常縁河原(じょうえんかわら)」という地名に基づいた話です。 津軽じょんから節の発祥は青森県黒石市(旧・浅瀬石(あせいし)村)とされています。 慶長2年(1597年)、浅瀬石城主「千徳政氏(せんとく まさうじ)公」は津軽の藩祖「大浦為信(おおうら ためのぶ…
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- 津軽三味線の「曲弾き」とは?
- 皆さんこんにちは。今回のスタッフブログを担当致しますS.Y.です。 私は趣味が津軽三味線で、前回は津軽三味線の成り立ちについてブログを書かせて頂きました。 今回は津軽三味線の特徴の1つ「曲弾き(きょくびき)」という演奏スタイルについて紹介させて頂きます。 津軽三味線の成り立ち 民謡における三味線の役割 始めに、皆さんは「民謡」といえば、どのような曲をイメージしますか? 私は秋田県出身で、近くのスーパーマーケットでよく流れていた「秋田音頭」という曲が染みついています。 全国的に有名なものだと北海道の「ソーラン節」、宮城県の「米節」などがあります。 これらの曲はいずれも、唄があり、伴奏として三味線…
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- 津軽三味線の成り立ち
- 皆さんこんにちは。 今回のブログを担当致しますS.Y.です。 私は4月1日に入社し、ブログ投稿は今回が初めてとなります。 私は趣味で「津軽三味線」をやっています。 ということで今回は津軽三味線の成り立ちについて自分なりにまとめてみました。 三味線の起源 三味線の原型は、沖縄の三線と言われています。 三線が徐々に北へと伝わり、各地域の文化によって少しずつ構造や材質、演奏スタイルを変え、青森へと伝わりました。 そのため、津軽三味線は三味線文化の中では比較的歴史が浅いようです。 青森に伝わった三味線は、始めに目が見えない人達の職として広まりました。 ”門付(かどづけ)”といい、家々を回って、門の前で…